糸
今日は家でゆったり刺し子をした。
布に触れながら手を動かす針仕事は無心になれて結果穏やかな気持ちになれる。
しばらくやっていなかったので、青い刺繍糸がとんでもなく絡まっていた。
そんな糸を見て、私の中にあるモヤモヤもこんな風にからまっているんだなと思った。
この絡まりをほどきたくて、格闘した。
先端の糸を見つけても、するするほどけない。
無理に引っ張ると余計に絡まっている結び目が固くなってしまう。
両手で軽くほぐすように少しずつ少しずつ。
どうにもならず、切らなければいけないことも何度もあった。
そして最終的に
こうなった。
それでも固くなった結び目は結局🪢ほどけなかった。
糸が足りなくなってしまうかもしれないが、固くほどけなかった結び目は諦めて捨てた。
↑捨てた結び目。
この作業をしながら、心のモヤモヤもこういう風に少しずつほどいていけばいいんだなということを考えていた。
するすると解けるときもあったり、どうしようもならない固い結び目があったり。
一本に解くことは難しいけど、ハサミで切れば使える糸は結果的に増えたり。
固すぎる結び目はポイしてしまえばいい。
糸が足りなくなってしまったら、手芸屋さんに探しに行けばいい。
なんだ、そんなに難しいことじゃないんだ。
優しく丁寧にほぐす。
切るところは切る。
どうにもならない固いところは諦める。
足りなかったら探しに行く。
なんだかベタだけど、中島みゆきの糸という歌を聴きたくなった。
刺し子の進捗状況はまたブログに載せていきたいと思います。
追記:一生懸命結び目を解いている私のそばでそれを不思議そうに見つめる彼女。